自転車に乗ってロングライドなんかをしていると
疲れが極限に達して
「ハンガーノック」状態になったりします。
突然眠気が襲ってきて
どうやって自転車漕いでるのか
わからなくなり
「あれー?」
って感じ。
案外誰でもちょっと無理すると
簡単になっちゃう症状です。
例えばこんな場合です。
初めて渡良瀬遊水池に行った帰り
夏場ということもあり
下りの江戸川はものすごい向かい風!
ただでさえ疲れがMAXなのに
全然自転車が前に進まない
その時事件は起きました。
なんだか横に人の気配を感じる…
ふと見ると
一人の少年がいつの間にか並走している。
「このデブのおっさんなら僕負けないよ!」
「いい自転車乗ってるけど、めっちゃ遅!」
顔にそう書いてあります。
とっとと抜くなり千切れるなり
してくれればいいものを
もう、ずっと横に並んで
嬉しそうにこっちを見ている。
もうこれ
なんかのハラスメントレベル。
さすがにこうなったら
「坊主!ロードバイクっちゅうのはなあ」
「速いんだぞ!!」
というとこを見せて
「僕もいつかあんなデブの自転車乗りになりたいな」
つう憧れを持ってもらうため
一気にスパート!!!!
必死に追いすがる少年を振り切り
ぶっちぎってやりましたともさ!
小学生をね!
いい大人がね!
で、
ハンガーノック
葛飾区、寅さん記念館の前で
芝生に転倒…
30分ほどでしょうか
そのまま寝てしまいました。
しばらくベンチに座って休んだ後
一旦サイクリングロード降りて
ポカリ飲んでなんとか帰宅しましました。
みなさんも走っている時
少年が横に並びかけてきたら気をつけてください。
その少年こそが
妖怪ハンガーノックです。